ワークショップ最終回

ワークショップ 痕跡と自分のあいだ 撮影風景

今週は、11月からスタートしたワークショップの最終回があってちょっと落ち着かないかんじでした。

学部と博士課程の学生さんに地域のかたが加わって、ミュージアムが建設されるときに発掘した遺物を巡って語り合う・・・というワークショップで、ケムコのプレオープンのときに MITA Intercept という作品を一緒につくった山田健二さんに企画をお願いした。ワークショップの回数が全3回とやや少なめで、しかも地域のかたにとっては(学生さんにとっても?)作家さんと一緒に活動するのが初めての経験だったうえに、最後のアウトプットをパフォーマンス形式にして撮影する!ということで、けっこう負荷がたかめのプログラムに(結果的に)なったように思います。

なので、最終回、ずっこけたらどうしようとか、作家さんと参加者、双方にとってなにか得るところがあればいいなとか、しかしあまり私たちにできることはないなとか、そこそこやきもきしていたのだけれども、思ったよりもすごく良い形で終えることができました。

ワークショップの間、ワークショップの狙いとか、想定しているアウトプットの形とか、活動の意義とかをあまり明確に言語化しなかった(あるいはできなかった)ので、そういう曖昧さが参加者にとっては負担じゃないかなとか思っていたのだけど、それはたぶん失礼な杞憂で、学生さんも地域のみなさんも、その曖昧さをポジティブに受け止めて主体的に意味を見出してくれていてすばらしかった。

SAE(Socially Engaged Art)のワークショップに関わった経験がすくないのだけど、どういう形でワークショップをオーガナイズするのがよいのか、ちょっと考えたり調べたりしたいと思いました。

1