展覧会一週め

展覧会の会場写真(うさぎの潜む空き地)

今週から新春の展覧会がスタートしました。新春展のフレームワークは「干支」。大学のミュージアムを、一番身近な自分たちのミュージアムだと思ってほしい、ついてはなにか親しみ深い(Intimateな)、柔らかい企画をつくりたい!と思って設定しました。

いつも通り見切り発車でスタートしたけれども、実際にやってみるといろいろな発見があったり、コラボレーションのきっかけができたりして面白いです。新春展についてのリフレクション、いずれどこかで研究ノートみたいな感じでまとめたい・・・(いつ?)

今年の干支はうさぎということで、図書館が所蔵している泉鏡花のうさぎコレクションをたくさん拝借して、「鏡花のお気に入りたち」という特別企画を出しています。鏡花のうさぎコレクションは、鏡花が子どものころ、母からお守りにもらったうさぎを起点にしているもので、とても私的な性格を持ってている。なので、うさぎコレクションを中心にしつつ、鏡花の私的な領域に触れていくような展示がよいのではと思って、仲間たちと月例で開いていた懇親会、九九九会を取り上げています。

いままで会議室にかかっていて、見られる機会の少なかった岡田三郎助の作品を出せたのが個人的にはうれしい。近代の洋画らしい、しっかりした油彩の静物画でうつくしい。もっと人目に触れるところに掛けられたらいいんだけど。

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